「個人でゲームを作って、公開する」と聞くと、大変そうに感じるかもしれません。でも、ブラウザで遊べる形なら、個人でも十分に世に出せます。
私は、音楽ゲーム「Tapiava Song Run」を Phaser というエンジンで作り、自分のサイト(games.tapiava.app)で公開しました。この記事では、なぜその作り方を選んだのか、そして公開までの流れを、実録で書きます。
なぜ「ブラウザで遊べる」形にしたか
いちばんの理由は、届けやすさです。
- インストール不要。URL ひとつで、すぐ遊べる
- スマホでもPCでも、同じリンクで動く
- アプリストアの審査を待つ必要もない
「気になったら、その場でワンタップ」。個人が作ったものを、いちばん摩擦なく触ってもらえるのが、ブラウザという形でした。
なぜ Phaser を選んだか
ブラウザゲームを作るエンジンはいくつかありますが、私は Phaser を選びました。
- ブラウザゲームの定番で、2Dゲームに向いている
- JavaScript / TypeScript で書ける(Web の標準的な言語)
- 軽量で、情報や事例が多い。つまずいても調べやすい
正直、「一番すごいエンジン」を選んだわけではありません。**「個人の自分が、続けて触れるか」**を基準に選びました。挫折しないことが、何より大事なので。
開発は Vite + TypeScript で
実際の開発は、Vite(高速な開発環境)と TypeScript の組み合わせで進めました。コードを書くと、ほぼ即座にブラウザで結果を確認できる。この「書く→すぐ試す」のテンポの速さが、1人で作り続けるうえで大きな助けになりました。
「ブラウザで動く形」にビルドして、公開する
公開の手順は、思っているよりシンプルです。
- 開発したものを、ブラウザで動く形(静的ファイル)にビルドする
- それをホスティングサービスに上げる
- URL でアクセスすれば、誰でも遊べる
複雑なサーバーを常時動かす必要はありません。ビルドしたファイルを置くだけで、世界中に公開できる。これも、ブラウザゲームの身軽さです。
公開して終わり、じゃない
そして、ここが大事なところ。公開は、ゴールではなくスタートです。
出してからが本番で、実際に遊んでもらって、反応を見て、磨いていく。「クリアできた!」「ハード難しい!」——そういう声をもらいながら、少しずつ良くしていきます。ゆくゆくは、自分のサイトだけでなく、ゲームポータルにも広げていきたいと思っています。
個人 × AI だから、ここまで来られた
エンジンの選定を相談したり、コードを書いたり、わからないことを調べたり——その多くを、AIと一緒に進めました。少し前なら、1人ではとても無理だったことが、個人とAIの組み合わせで現実になっています。
「個人でブラウザゲームを公開する」のハードルは、確実に下がっています。もし今、作ってみたい人がいたら——まずは小さく、ブラウザで動く形から。私もそうやって、ここまで来ました。
その「ブラウザですぐ遊べる形」が実際どんな感じか、よかったら触ってみてください。1曲は1〜2分です。
- 🎮 遊んでみる → Tapiava Song Run
- 🏫 ものづくり・個人開発の話をしている場所 → タピアバの学校(Discord)
— baku(Tapiava 運営)